フィルムについて

ご購入前、施工前に知っていただきたいこと

  • フィルムを貼ることにより夜間に見えにくくなるなど視界が悪くなることがございます。
  • 弊社販売のフィルムは全てプロフェッショナル向けの自動車アクセサリー部品、建材になります。
  • フィルム施工には技術・知識・工具などが必要になります。
  • DIY向けの商品のように説明書・簡易ツールなどは付随しません
    (商品それぞれの仕様は商品説明でご確認ください)
  • フィルム施工完了までのアドバイスは行っていません。
    (商品の特性の違い商品別の施工性などはお尋ねください)
  • カーフィルム施工には状況により内張り・モール類・ガラスの脱着の必要がある場合がございます。
  • 建物ガラスフィルム施工にはカーテン・ブラインド・などの脱着、養生、足場・脚立など必要になる場合がございます。
  • 特に記載が無い限り全てガラス施工専用品になります。プラスチック・アクリル・ポリカーポネートなどへの施工は推奨していません。
  • 特に記載が無い限り全て室内側施工の内貼りを推奨しています。
    (外貼り施工などハードコート面より直射を受ける場所への施工は耐久性が落ちます)
  • 日射吸収率の上がるフィルムを施工する事により熱割れを起こす可能性があります。(建物ガラス)
    網入りガラス・傷が有るガラスにはお勧めできません。ペアガラス・影が入るガラスは特に注意が必要です。
  • 自動車フロントガラス(上部20%を除く)、運転席ガラス、助手席ガラスへの施工には道路運送車両の保安基準により施工後の可視光透過率が制限されています。
  • 金属を含むフィルムは電波を遮断することがございます。
    GPS・ETC・キーレス(自動車 フロントガラスなどセンサー部の有る場所に施工)
    室内テレビアンテナなど(建物)

施工後に知っていただきたいこと

  • 施工後すぐには本来の接着力が出ていません。
    水が抜けて本来の接着力が出るまでの養生期間が必要です。
    養生期間中は結露など水に濡らさない、触れないなど注意が必要です。
  • 施工直後、商品によりフィルム面が白濁することがあります。
  • 接着剤に水が含まれる事により接着剤が乳化した状態で乾燥後は透明になります。
  • 水抜きがしっかりできていたら夏季で2~3日が目安になります。
    (黒系色以外のシルバー/カラーミラーなど鮮やかな色目が特に目立つ)

用語・目安について

フィルム厚…コシ、強度の目安
μm(マイクロメートル)
カーフィルム:フィルムPET厚のみを表します。(剥離ライナー・接着剤・ハードコーティング層の厚みは含まれません)
建物フィルム:フィルム全厚(剥離用ライナーを除く 接着剤、ハードコートを含みます)
※参考 1μm=0.001mm 100μm=0.1mm
可視光透過率…明るさ、暗さの目安
可視光線およそ390nm~760nmの波長の光の透過率を表したもので人間の目に見える光、明るさの度合いを表しています。
数値が(%)小さいほど濃くプライバシー効果が高まり数値が(%)大きいほど薄く透明になります。
可視光反射率…ミラー感、ギラつきの目安
金属を含むフィルムの反射の目安、数値(%)大きいほどミラー感が高まります。
日射(透過率・反射率・吸収率)…熱遮断、涼しさの目安
350nm~2100nmの可視光線~赤外線領域の吸収、反射、透過率を熱に対する影響量(重価係数)に乗じて算出された数値です。
透過+反射+吸収=100%
遮蔽率=反射+吸収
反射+吸収の数値が大きいほど透過の数値が小さいほど熱を遮断。

直日の暑さを遮断する効果の目安
※自動車で使用する場合この数値を遮熱(涼しさ)の目安にすると良い

遮蔽係数(SC値)…涼しさ、省エネ効果の目安
日射熱量を遮る効果をみる指標です。
3mm厚透明ガラスを1とし、ガラスにフイルム貼付た場合の室内に入り込む日射熱量の割合を表します。
建物の空調負荷の低減の目安、省エネ効果、省エネ試算の目安になります。
※室内の日射による温度上昇を防ぐ目安にすると良い
紫外線(UV)遮蔽率…当社全てのフィルム99%カット
およそ300nm~380nmの遮蔽率を表したもの
熱に対する影響量は小さく(5%程度)暑さ熱などにはあまり影響がありません。
紫外線(UV)は内装(シートなど)の劣化、退色・肌のピリピリ感・日焼け・シミ・そばかす・皮膚がんなどの原因になります。
IRカット率/赤外線カット率
当社商品の特に遮熱効果の高い商品はIR赤外線(700nm~2100nm)の分光透過率を計測していますが以下の理由により効果の比較が難しい為公表していません。
・ガラス、ガラスフィルムの光学性能の規格が存在しない為メーカーにより独自の計測方法、算出方法で公表しています。
(例1)およそ750nm~2100nmの遮蔽率平均値
(例2)900nm~1200nmの遮蔽率平均値
(例3)1000nm前後の遮蔽率
(例4)測定方法公表無し
・熱反射ガラス、省エネガラス、他フィルムとの遮熱の比較には日射透過率/遮蔽係数を参考にしてください。