- フィルム厚:コシ、強度の目安
-
μm(マイクロメートル)
※参考
10μm=0.01mm 100μm=0.1mm
micron(ミクロン)=µm(マイクロメートル)
カーフィルム:
フィルムPET(基材)厚のみを表します。(剥離ライナー・接着剤・ハードコーティング層の厚みは含まれません)
一般的に25µm~50µm程度
厚みが薄い:熱成型特性が良い事が多い
湾曲、熱線などのなじみが良い
厚みが厚い:コシがあり取り回しが有利、DIYアマチュア施工にお勧め
建物フィルム:
フィルム全厚(剥離用ライナーを除く 接着剤、ハードコートを含みます)表記をしています。
目的により厚みが違います。
日射調整フィルム45~120µm程度
飛散防止フィルム 50µm~
防犯フィルム 175~400µmなど
- 可視光線透過率:明るさ、暗さの目安
見えにくさプライバシー効果の目安
規格:JIS A5759 JIS R3106
ISO 9050
CIE(国際照明委員会)
JIS R3212
道路運送車両の保安基準など
- 可視光線 波長 380~780 nmの光の透過率を表したもので人間の目に見える光、明るさの度合いを表しています。
可視光線透過率 規格により測定方法が定められていてD65光(JIS A5759) A光(JIS R3212/保安基準)などモデル光の透過率を分光測定して算出します。
※ご注意ください 550nmを測定するLED簡易測定器での測定数値と違いが起きることございます。
数値が(%)小さいほど濃くプライバシー効果が高まり、数値が(%)大きいほど薄く透明になります。
カーフィルム:
5%~10%程度が濃色 20%~30%程度がプライバシーガラス程度 50%~淡色
道路運送車両の保安基準、車検の基準でフロントガラス、フロントドアガラスなどは70%以上の可視光線透過率が必要です。
計測方法が建物ガラスやフィルムの規格と違うので注意が必要
JIS R 3212(自動車用安全ガラス試験方法)
詳しくは
自動車フィルムの法規制条文 道路運送車両の保安基準29条他(道路運送車両法 道路交通法)
https://www.filmshop.jp/news-detail/197
建物フィルム:
眩しさを抑えたいときは15%以下などを
プライバシー効果を高めたいなら30%以下などを
室内から暗さを感じさせたくない時は50%以上の物を
外から色や見えにくさを感じさせたくない時は65%以上のニュートラル色の物を
フィルムを感じさせたくないなら80%以上の無色の物をお勧めします。
- 可視光線反射率:ミラー感、ギラつきの目安
規格:JIS A5759 JIS R3106
ISO 9050 など
-
金属を含むフィルムの反射の目安、数値(%)が大きいほどミラー感が高まります。
- 日射(透過率・反射率・吸収率):遮熱効果を計算する基準数値
熱割れ計算の基準数値
規格:JIS A5759 JIS R3106
ISO 9050 など
-
300~2500 nmの紫外線~可視光線~赤外線領域の光線を、地表に届く太陽熱のエネルギー分布(重課係数)に乗じて算出した数値です。
透過+反射+吸収=100%
遮熱効果を表す、遮蔽係数、日射熱取得率の計算に必要な基準数値
透過の数値が小さいほど熱を遮断。
日射吸収率:ガラスに吸収される熱量を表し熱割れリスクの計算に必要
- 遮蔽係数(SC値):遮熱効果、断熱効果、涼しさ、省エネ効果の目安
規格:JIS A5759 JIS R3106
ISO 9050 など
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日射熱量を遮る効果をみる指標です。
ガラスを1とし、ガラスにフイルム貼付た時の室内に入り込む日射熱量の割合を表します。
ガラスにフィルムを貼った時の遮熱効果
建物の空調負荷の低減の目安、省エネ効果、省エネ試算の目安になります。
※数値が小さいほど効果が高い
※室内の日射による温度上昇を防ぐ目安にすると良い
日射(反射率・透過率)に吸収率の修正放射率にて算出された室内側に伝達する割合を加味して計算されます。
高額な赤外線分光光度計 による垂直放射率の測定が必要なため 海外メーカーなどはこちらを採用せず
修正放射率を加味せず吸収率を一定数で分け計算したTSER値(Total Solar Energy Rejected)で表すことが有る
- 日射熱取得率(日射熱除去率):遮熱効果、断熱効果、涼しさの目安
規格:JIS A5759 など
- 上記 遮蔽係数はガラスを1として表しますが、日射熱取得率はガラス無 空気を1で表します。
遮蔽係数はガラスにフィルムを貼った遮熱効果
日射取得率はフィルムを貼ったガラスの遮熱効果
を表します。
日射熱除去率=1-日射取得率
ユーザー様などは透過する数値より遮断した数値の方がイメージしやすい事が多いので遮熱効果を伝えるのにお勧めの数値です。
- 紫外線(UV)遮蔽率:当社全てのフィルム99%カット
規格 JIS:A5759
ISO 9050 UPF JIS L1925 など
- UVB 域(300~315 nm)及び UVA 域(315~380 nm)の透過率を重価係数に乗じて計算する
紫外線(UV)は内装(シート・ダッシュボードなど)の劣化、退色・肌のピリピリ感・日焼け・シミ・そばかす・皮膚がんなどの原因になります。
当社では波長290〜400nmを計測して算出するUPF等級も公表しています。
より積極的な紫外線カット商品(スーパーUV400)は、フィルムやガラス規格外の可視光線に近い400nmまで計測して公表しています。
- 赤外線カット率規格無、規格外
-
当社では近赤外線である波長780〜2500nmのピーク値を計測公表しています。
赤外線カット率80% ≠ 太陽熱(暑さ)を80%カット
です。
赤外線カット率80% = 太陽熱(暑さ)を80%カット
との誤解を生む為、フィルムやガラスの規格に無い為、当社では長く赤外線(IR)〜〜率などを公表控えてきました。
ユーザー様、施工店様からのお問い合わせが多く、販売促進の為、今後公表します。
1つの性能目安として使用してください。
メーカーごと独自の計測方法で公表されています。
規格や算出用の係数が無い為、他商品との比較に適しません。
フィルムの遮熱効果はフィルムの規格である遮蔽係数・日射熱取得率(日射熱除去率)などで判断してください。
海外メーカーや商社系メーカーで赤外線カット率(IRカット率)のみを表記、日射・遮蔽係数等を公表していない場合がございます。
高額な分光光度計等を持たないことが理由と思われ赤外線カット率は簡易計測器の1000nm付近の数値と予想します。